【PHP】インクリメント演算子の使い方（前置,後置）【超わかりやすく解説】

本記事はPHPのインクリメント演算子を初心者の方へ向けて優しく解説しています。PHPは非常に多くのエンジニアが利用する、手を付けやすい言語です。PHPでのインクリメント演算子を一緒に学習しましょう。

本記事の内容

$x++;
$x--;

「++」はインクリメント演算子、
「–-」はデクリメント演算子と呼ばれます。

「++」のインクリメント演算子は変数を１増加させる演算子で、
「–-」のデクリメント演算子は変数を１減少させる演算子です。

つまり、下のコードも同じ処理です。

$x = $x + 1;
$x = $x - 1;

<?php
$a = 5;
$b = 5;

$a++;
echo ($a)."\n";

$b--;
echo ($b)."\n";
?>

【実行結果】
6
4

このようにPHPでは、インクリメント演算子やデクリメント演算子を利用することでスッキリとしたコードを記述できます。

これらの演算子は繰り返し分であるfor文に利用されることが多いです。

$x++;
++$x;

上も下も同じ、「xを１増加する」というコードです。

しかし、
『$x++』を後置インクリメント演算子、
『++$x』を後置インクリメント演算子と呼ばれ、処理結果が異なります。

下の２つのコードを見てください。

<?php
$a = 1;
$b = 1;

$b = $a++;
echo "bの値：".($b)."\n";
?>

【実行結果】
bの値：1

<?php
$a = 1;
$b = 1;

$b = ++$a;
echo "bの値：".($b)."\n";
?>

【実行結果】
bの値：2

２つのコードのポイントは、
『b=a++』と『b=++a』の違いです。

上のコード（$b=$a++）では、左辺にaの値を代入し、aを１増加。
下のコード($b=++$a)では、aを１増加し、左辺にaの値を代入。

このように、
PHPの前置インクメント演算子・後置インクリメント演算子では、処理の順番が変わるのです。
ゆっくりコードを確認してみてください。

とうことで、PHPの代入演算子について解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました＼(^o^)／

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